HOME4.市場・運用 |リコー、取締役への株式報酬制度の業績評価指標を、株主総利回り(TSR)成長率と、ESG目標達成率に改定へ。Scope3削減率35%(2025年)も役員報酬連動になるのは日本企業初(RIEF) |
RICOH001キャプチャ

 

 リコーは取締役への変動報酬である株式報酬制度の業績評価指標を、現行の株価成長率に代えて、株主総利回り(TSR)成長率と、ESG目標達成率に切り替えることを決めた。ESG目標はいずれも2025年度の中期目標で、温室効果ガス排出量のScope1+2、Scope3の各削減目標を含む16項目が対象となる見通し。このうちESG目標の計算方式等は検討中としているが、16項目をすべて対象とする見通しで、Scope3削減も評価指標に組み込まれることになる。日本の大手企業でScope3の目標達成度を取締役報酬に連動させるのは初めてとみられる。同社では環境・社会分野の改善により「ESGと事業成長を同軸化する」と位置付けている。

 

 今回の取締役への株式報酬制度の評価指標の改定は、正式には6月下旬の株式総会に……

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