欧州中央銀行(ECB)は、過去の量的緩和策(QE)で保有した社債の満期再投資を止める量的引締め策(QT)に切り替える一方で、環境面で高いパフォーマンスの企業の社債やグリーンボンド等には再投資をする「傾斜アプローチ(tilting approach)」を取り入れているが、その成果として、再投資資産に占める炭素強度(加重平均炭素強度=WACI)」が、従来比で約65%削減されたと明らかにした。こうした手応えから、ECBは「グリーン傾斜アプローチ」を金融政策としてQT下でも継続する姿勢だ。
「Climate-related financial disclosures of the Eurosystem’s corporate sector holdings for monetary poli……
申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。