HOME9.中国&アジア |サステナブルファイナンスの「ASEANタクソノミー」。初の改定版公表。石炭火力発電の早期閉鎖をグリーン事業等に盛り込み。アンモニア混焼等での延命策より「早期閉鎖」を選択(RIEF) |
ASEANTaxomyキャプチャ

 

 サステナブルファイナンス促進のための、東南アジア諸国連合(ASEAN)の共通タクソノミー「ASEANタクソノミー」の改定版(Version2. 第2版)が公表された。主な点は、脱炭素化のトランジション(移行)として、域内の石炭火力発電所の早期閉鎖(CPOs  :  Coal-phase outs)措置を盛り込んだ。石炭火力を炭素強度、排出絶対量、発電所の稼働期間に応じたクライテリアで評価し、段階的に閉鎖、再エネ事業等に転換する。石炭等の化石燃料火力の移行策では、日本政府が「グリーントランスフォーメーション(GX)」として石炭火力をアンモニア混焼等で維持する延命策を打ち出しているが、ASEANは「早期閉鎖」を選択、タクソノミーにも反映させる。

 

 ASEANタクソノミーは、ASEAN各国の……

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