HOME |EU欧州議会。「企業サステナビリティ・デューデリジェンス法案(CSDDD)」本会議で採択。企業のCSRを法的義務に格上げ。6段階のデューデリ手順。気候移行計画の開示も義務化(RIEF) |
EP001キャプチャ

 

  EUの欧州議会は1日の本会議で、 企業サステナビリティ・デューデリジェンス(CSDDD)法案を賛成多数で採択した。同法案は、欧州企業の経済活動が、グローバルバリューチェーンを含めて人権、環境面等に及ぼす影響について、法的な「注意義務(Duty of Care)」を明確化したうえで、情報開示を求める。これまでの自主的なCSR(企業の社会的責任)を法制化するものといえる。法案では開示対象に企業の気候対応の「移行計画」の制定も盛り込んだ。一方で、企業経営層の「注意義務」については企業側の抵抗等で表現が薄められた。

 

 本会議での採決は、賛成366、反対225だった。今後、EU理事会、欧州委員会との三者間の「trilogues」で調整し、2024年中の法制化を目指す。https://rief-……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン