国際財務報告基準(IFRS)財団は19日、中国・北京に、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)のオフィスを開設したと発表した。北京事務所の開設は、昨年12月のIFRSと中国財務省の覚書に基づくもので、IFRSがISSB基準の開発・普及のために新たに設立したフランクフルト、モントリオール、サンフランシスコに次ぐ4番目のオフィスとなる。北京事務所は特に、新興国、途上国や中小企業等へのISSB基準に関するステークホルダーエンゲージメントの「ハブ」との位置づけだ。
新設された北京事務所の代表には、中国財務省局長だったZhengwei Zhang氏が就任した。同氏はサステナブルファイナンスを含めた国際経済、金融協力等の分野で20年以上の経験を持つ。またアジア開発銀行(ADB)やアジアイン……
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