
米商品先物取引委員会(CFTC)は、企業の脱炭素化に向けたトランジション(移行)手段の一つとして、自主的カーボンクレジット(VCM)利用の動きが拡大していることを受け、同取引に伴う詐欺的行為に目を光らせるよう、「内部通報プログラム」に基づくアラート(警報)を発した。クレジット取引での詐欺的行為や二重計上等に加え、クレジットが発生していないのに、発生しているかにみせかける「ゴーストクレジット」取引の懸念も指摘している。
CFTCはVCMの先物取引等の適正化についても監督責任を負う。VCMの取引に伴う詐欺的行為については、EUの欧州証券市場監督局(ESMA)も先に、クレジット市場操作リスクへの懸念を指摘している。クレジット取引自体、目に見えないCO2という排出量の削減効果をやり取りする……
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