HOME |欧州中央銀行(ECB)。気候・環境リスク評価が不十分な銀行に対し、「期間限定罰則」等の規制導入の検討を明言。気候リスクだけでなく、生物多様性・自然関連リスクを重視(RIEF) |
ECB0011キャプチャ

 

 欧州中央銀行(ECB)は、監督対象の銀行において、気候・環境リスクへの対応が不十分な場合、「期間限定罰則」や自己資本の積み増し等の導入を検討していることを明らかにした。気候関連リスクについては、大半の銀行が投融資に占める同リスクのマテリアリティ(重要性)への備えを高めていると評価する一方で、生物多様性や自然エコシステムに関する環境リスク対応が不十分な銀行が少なくないと指摘。罰則導入の検討は、それらの銀行のリスク対応を後押しするためとしている。導入されるとEU市場で活動する邦銀にも適用されるとみられる。

 

 ECBの銀行監督理事会の副議長を務めるFrank Elderson氏がフランクフルトで開いたグリーンファイナンスの会合で述べた。同氏は、中央銀行や金融監督当局で組織する「金融システムの……

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