HOME |金融安定理事会(FSB)。金融機関と企業の脱炭素化の「移行計画」が金融システムに及ぼす影響分析で「移行計画ワーキンググループ(TPWG)」立ち上げへ。「移行」概念整理も目指す(RIEF) |
FSB0011キャプチャ

 

 金融安定理事会(FSB)は13日、金融機関と企業が脱炭素化を目指すために立案する移行計画が、金融システムの安定に及ぼす影響等を分析する「移行計画ワーキンググループ(TPWG)」を立ち上げる方針を明らかにした。FSBはこれまでTCFD設立で気候情報開示の枠組みを示し、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の基準化につなげたほか、気候関連データの統合化も進めている。こうした気候関連の金融的取り組みの次のステップの一つとして、移行計画の扱いを整理する。脱炭素への「移行」を巡っては日本政府が積極的だが、その視点は欧米とは異なっており、移行概念の国際共通化が示されることが期待される。

 

 FSBによるTPWG設立は、「気候変動からの金融リスク対応のロードマップ:2023プログレスレポート」で盛……

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