米国の鉄鋼スタートアップ企業が、再エネ100％の電力による鉄鋼の電炉新設計画の資金調達で、英Climate Bonds Initiative（CBI）の気候ボンド（Climate Bonds）認証を得た。CBI認証は市場ベースのESG債認証としては、国際資本市場協会（ICMA）のグリーンボンド原則（GBP）や気候トランジションハンドブック等よりも厳格と評価されている。鉄鋼事業でのCBI認証は初で、事業のグリーン性だけでなく、脱炭素化へのトラジション（移行）評価も踏まえており、初の本格版の「鉄鋼トランジションボンド」といえる。

 

　気候ボンド等での資金調達をした鉄鋼会社は、米スタートアップのHyber社。アーカンソー州のオセオラ地区に、新規に電炉工場を建設するための資金として、株と債券発……

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