HOME4.市場・運用 |国際鉄鋼団体「GSCC」、グローバル気候基準「Steel Climate Standard」設定。高炉と電炉を区別せず、Scope3は対象、クレジット除外。「クリーン鉄鋼」の統一基準目指す(RIEF) |
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  鉄鋼業の温室効果ガス(GHG)排出削減を進めるグローバル団体「Global Steel Climate Council (GSCC)」 は、パリ協定が目指す「1.5℃」目標を鉄鋼生産で実現するための業界基準「Steel Climate Standard」を公表した。「高炉」方式と「電炉」方式を区別せず、グローバルな「クリーン鉄鋼」の統一基準を目指す。対象の温室効果ガス(GHG)にはScope1~2に加え、サプライチェーン等の排出量のScope3も含める。鉄鋼製品ごとの排出量基準も設定する。鉄鋼業界では、GHG排出量の多い高炉事業者への対応が課題とされるが、GSCCは高炉対策偏重を否定する形でもある。

 

 GSCCは、2022年11月の設立。米最大の鉄鋼メーカーのニューコア(Nucor ……

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