HOME4.市場・運用 |グローバルなESG債の今上半期発行額は前年同期比15%減と2年連続減。トランジションボンドは「定義あいまいで、ほぼ日本だけの発行」。英Climate Bonds Initiative(CBI)分析(RIEF) |
CBI0005キャプチャ

上図は、2019年以降の毎年のSG債の発行状況。23年は上半期の発行分)

 

 英Climate Bonds Initiative(CBI)によると、グローバル市場でのグリーンボンド等のESG債の発行総額(累計)は今年上半期で4兆㌦台に乗せ、4兆2000億㌦に達した。直近でみると、上半期の発行額は前年同期比15%減と、2021年のピーク以降、2年連続で減少が続いている。脱炭素に向けて日本政府等が後押しするトランジション(移行)ボンドのグローバルでの上半期発行は6件だけで、前年同期比6割減。うち日本の国内発行が4件8割を占め、「ほぼ日本だけの特殊な債券発行」の状態が続いている。

 

 CBIによると、今年6月30日時点のグローバル市場全体でのES……

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