HOME4.市場・運用 |年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)、保有ESG債のインパクトは東京都と同面積の森林のGHG吸収量の18倍。自動車と発電事業の「Avoided Emissions(Scope4)」も推計(RIEF) |
GPIF22キャプチャ

 

 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、保有するグリーンボンド等のESG債による資金使途先事業のインパクト実績を公表した。運用資産額約200兆円のGPIFは、2023年3月末時点で抱えるESG債運用額は1.9兆円。評価の結果、年間のGHG排出量削減貢献量は829万㌧CO2eで、東京都が全て森林とした場合に年間で吸収するCO2量の18倍、再エネ発電は127万世帯分等としている。またGPIFの投資ポートフォリオの構成銘柄の企業のうち自動車と発電事業を対象としたAvoided Emissions(いわゆるScope4)の分析も公表した。

 

  GPIF保有の1.9兆円のESG債の内訳は、グリーンボンドが61.5%と最も多い。次いで、サステナビリティボンド(23.0%)、ソーシャルボンド(……

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