HOME4.市場・運用 |G20サミット共同声明。気候対策では先進国による途上国への年1000億㌦の資金供与を改めて制度化する「NCQG」を2024年に設定で合意。先進国の「公約不履行」を許さず(RIEF) |
G200011キャプチャ

 

  インド・ニューデリーで開いたG20(主要20カ国)サミットは10日、共同声明をまとめ閉幕した。気候変動対策では、途上国がパリ協定で公約する「国が定める公約(NDCs)」実現に必要な資金を先進国が供給するための「New Collective Quantified Goal (NCQG)」を2024年中に設けることを盛り込んだ。途上国がNDCs実現に必要な資金規模は、2030年までで年5.8兆~5.9兆㌦(約850兆~867兆円)とされる。NCQGは、先進国が2009年のコペンハーゲン合意で途上国に約束しながら守っていない年1000億㌦の資金供与を踏まえて設定される。11月のドバイでのCOP28はその具体化のための交渉が最大課題になる。

 

 G20サミットで、NCQGに向けた取り組みで合意……

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