英国政府の委託でタクソノミー導入のためのガイダンス開発を進めてきた「グリーン・テクニカル・アドバイザリー・グループ(GTAG)」は、最終勧告を公表した。それによると、ロンドン市場をグリーンファイナンスのハブとするために、導入するタクソノミーは、市場ベースの自主的なものではなく、政府がコミットし投資家の信頼を強化したタクソノミーフレームワークが望ましいとした。グリーンウォッシュを防ぐため、グリーン事業のタクソノミーを開発するとともに、鉄鋼、セメント、農業等を含めネットゼロ適合の経済活動が示せていないセクターのトランジション定義化が必要と指摘した。
欧州ではEUがサステナブルファイナンスのタクソノミーを展開しているほか、東南アジア諸国やオーストラリア等も独自のタクソノ三―制度を導入し……
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