HOME4.市場・運用 |欧州議会で「EUグリーンボンド規則」(EuGB)成立。資金使途はタクソノミー+発行企業の移行計画と整合義務化。セカンドオピニオン業者も登録制。「ウォッシュボンド」を排除(RIEF) |
EUGreenbondキャプチャ

 

  EUの欧州議会本会議はEUグリーンボンド(EuGB)規則案を賛成多数で採択した。同基準によると、グリーンボンドの資金使途は原則、EUタクソノミーの適合事業に限定②発行企業はボンドでの資金使途が自社の移行計画(TP)と整合する③セカンドオピニオン事業者に登録と監督を導入――等が内容。同規則案は、すでに今春に議会とEU理事会、欧州委員会との3者協議で大枠合意しており、今回の議会の決定を受けた手続き後に正式に承認され、1年後に発効する。タクソノミーとTPへの連動を法的に定めたことで、グリーンボンド市場の規律が高まり、グリーンウォッシュ排除を明確にする。

 

 欧州議会本会議での採決は、5日に行われた。今春にEU3機関が一致した基本合意に基づく修正案を審議し、賛成418票、反対79票、棄権72票……

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