（写真は、グリーン政策の「Uターン」を宣言するスナク英首相＝BBCから）

 

 　英国のリシ・スナク首相が9月下旬に、温室効果ガス（GHG）の排出量を実質ゼロにする「ネット・ゼロ政策（the Net Zero Policies）」を唐突に後退させる政策を打ち出したことに対して、同国の大手建設・不動産開発会社114社が、首相宛に「グリーン政策の延期・弱体化は住宅投資に打撃を与え、多くの借家人にも壊滅的な打撃を与える」と深刻な懸念を伝える公開書簡を送った。書簡では「後退させれば家計の助けになる」と主張する首相に対して、真っ向から異議を唱えた形だ。

 

　首相の政策を否定する書簡を送ったのは英国グリーンビルディング協会（UKGBC）の加盟社のうちの11……

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