HOME4.市場・運用 |国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)議長。企業が受ける社会・環境影響の情報開示だけでなく、企業が社会・環境に及ぼす影響も開示する「ダブルマテリアル論」を「幻想」と批判(RIEF) |
Faber001キャプチャ

 

 国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)議長のエマニュエル・ファベール氏は、今年6月に公開した気候・サステナビリティ情報開示基準と、EUが2024年から適用を始める「欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)」との扱いをめぐり、企業価値に影響を及ぼすサステナビリティ情報開示を重視するISSBの「シングルマテリアリティ」の立場と、企業が社会・自然環境等に及ぼす影響の開示も求める「ダブルマテリアリティ」との立場の間で議論が起きていることに対して、「基準戦争(基準間の対立や不整合)はない」と指摘。「ダブルマテリアリティ」を主張する向きは「3つの幻想」に駆られている、と批判した。

 

 ファベール氏は、同問題で仏紙ルモンドに「基準戦争は起きない」と題して寄稿した。


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