国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の気候・サステナビリティ開示基準と、EUが企業サステナビリティ情報開示指令(CSRD)で活用する欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)の開示方針の相違が議論を呼んでいる。先にISSB議長がESRSとISSBでの「基準対立はない」としたうえで、ESRSが掲げる「ダブルマテリアリティ」を重視する向きを批判したのに呼応する形で、英国出身のISSB理事が一歩踏み込み、「ESRSに基づくCSRDの開示では、ISSB基準を満たせない」と発言した。
ESRSとISSBのスタンスの違いを強調したのは英国出身のISSB理事のリチャード・バーカー(Richard Barker)氏。オックスフォード大学サイード・ビジネススクールの会計学教授だ。https://……
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