HOME4.市場・運用 |EU欧州議会、「欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)」委任法案を了承。EU理事会も21日までに承認の方向。EUのサステナビリティ情報開示は「ダブルマテリアリティ」で決定へ(RIEF) |
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 EUの欧州議会は18日、欧州委員会が提案していた企業サステナビリティ情報開示指令(CSRD)で活用する欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)の委任法案(Delegated Act)への修正案を否決し、DA案を承認した。EU理事会も21日までに同案を採択する見通しとされ、ESRSの成立は確実となった。ESRSをめぐっては、企業価値へのサステナビリティな影響を開示する国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)基準に対して、企業活動が環境や社会に与える影響の開示も求めるESRSの「ダブルマテリアリティ」のスタンスが議論になっていた。ESRSのDA案が原案通りとなることで、EU企業はISSBの開示要請を超える環境・社会的課題の情報開示を求められることになる。

 

 ESRSのDA案に対しては、欧……

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