HOME |オーストラリア会計基準審議会(AASB)。気候情報開示でISSB基準の国内版草案を公表。Scope3開示も義務化。対象企業を3区分。大企業は、早ければ2024年7月から開示実施へ(RIEF) |
AASB001キャプチャ

 

  オーストラリア会計基準審議会(AASB)は、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)が公表した気候・サステナビリティ情報開示基準(S1、S2)を国内基準化する「オーストラリアサステナビリティ報告基準(ASRS)草案」(ED SR1)を公表した。ISSBは気候情報開示と、サステナビリティ情報開示に分けて公表したが、AASBは「気候ファースト」の立場で、気候情報開示に集中する。開示の実施は、24年7月1日以降としている。ASRS草案は3種類に分かれ、同国の企業、金融機関等を対象に、Scope3を含む気候情報の開示を義務化する。

 

 情報開示の対象は、同国の企業、金融機関、連邦公共セクターの3部門としている。今回、公表したED SRI草案は、2024年3月1日までのコンサルテーション期間を……

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