HOME8.温暖化・気候変動 |国際エネルギー機関(IEA)。「2023年世界エネルギー見通し(WEO)」で、現行政策でも2030年までに化石燃料はピークとなりクリーンエネ転換。地政学リスク増は再エネに有利(RIEF) |
IEA002キャプチャ

 

 国際エネルギー機関(IEA)は24日、「World Energy Outlook(WEO) 2023」を公表した。昨年は、ロシアのウクライナ侵攻でグローバルなエネルギー環境が大きく変わり、再エネシフトが高まるとしたが、その傾向は続き、再生エネ等への投資額は20年に比べ、今年は4割増になり、2030年に向けても、再エネは世界の電力構成のほぼ50%に達する一方で、化石燃料への需要は30年までに減少に転じるとの見通した。IEAのWEOで化石燃料需要の減少を明記したのは初め。ただ、同燃料への需要は底堅く、パリ協定の「1.5℃目標」を維持するには各国の気候政策の強化が必要と警告している。

 

  IEAの見通しは、各国が現在とっている政策スタンス(STEPS)に基づくシナリオによる。それによると……

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