EU加盟国で構成するEU理事会は、EUグリーンボンド（EUGB）基準規則案を了承した。同規則案は、すでに欧州議会でも10月初めに可決されている。理事会の了承により、同規則は1年後に発効することが確定した。現在、グローバルに発行されるグリーンボンドは、国際資本市場協会（ICMA）による自主的なグリーンボンド原則（GBP）に準拠するものが中心だが、法律に基づくEUGBの登場で、グリーン性に疑義のある「グリーンウォッシュボンド」等の排除が進むとみられる。日本のグローバル企業等も、EUGB準拠のグリーンボンド発行への取り組みが期待される。

 

　EU理事会は24日に規則案を了承した。同案は、①EUGB基準に基づくグリーンボンドの資金使途は原則、EUタクソノミー適合事業に限定②発行企業はボンドでの資……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン