HOME4.市場・運用 |岸田政権。「GX」の資金調達で「クライメート・トランジションボンド・フレームワーク」公表。免責条項で、政策変更等の「移行リスク」も投資家責任と明記。SPO業者選定も「異例」(RIEF) |
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  財務省等は、「グリーン・トランスフォーメーション(GX)」政策推進に必要な資金を調達するため、「クライメート・トランジション・ボンド・フレームワーク」を公表した。財務省が発行する20兆円のGX経済移行債の資金使途となる対象事業等を示すものとしている。その対象は、経済産業省等による政策ロードマップに基づくとする。だが、同マップは事業分野の項目を並べるだけで、投資家が資金使途先を比較評価する上で必要な数値的な閾値や、EUのタクソノミーのような判定条件もない。CCSやアンモニア、原子力等も同等のグリーンカテゴリーとして扱うなど、グリーン事業とトランジション事業の区分けも不透明だ。

 

 「フレームワーク」は、「GX国債」の資金使途の適格性を示すことを目指すと同時に、対象事業に対して民間金融機関……

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