HOME4.市場・運用 |EU理事会。企業サステナビリティ・デューデリジェンス(CSDDD)法案から金融機関除外の方向。欧州金融界のロビー活動で。欧州中央銀行(ECB)高官は除外に反対姿勢強調(RIEF) |
EUcouncilキャプチャ

 

 EU各国で構成するEU理事会は、EUとして法制化作業を続ける企業サステナビリティ・デューデリジェンス(CSDDD)法案の対象から金融機関を除外する方針を固めた。同法案は、欧州企業の経済活動が、グローバル・バリューチェーンを含めて人権、環境面等に及ぼす影響について、法的な「注意義務(Duty of Care)」を明確化し、情報開示を求める内容。これまでの自主的なCSR(企業の社会的責任)を法制化するもの。法案では各企業にサプライチェーンの人権・環境等の課題についての情報開示も求めるが、金融機関の場合、投融資先の人権・環境課題等の把握・評価は困難との主張に配慮する形だ。しかし、欧州中央銀行(ECB)等は反対姿勢を表明している。

 

 法案(Corporate Sustainability Du……

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