HOME4.市場・運用 |先進国が途上国に「約束」してきた年1000億㌦の気候資金の供給。2022年に初めて目標を達成した模様。OECD推計。ただ、途上国が必要な気候資金総額年1兆㌦とは大きなギャップ(RIEF) |
OECD001ダウンロード

 

  地球全体での温暖化対策を促進するため、先進国が2015年のパリ協定(COP15)で毎年1000億㌦(約15兆円)を途上国に資金供給すると定めた約束を、2022年に初めて達成した模様だと、OECDが公表した。先進国がこれまで約束を果たさずにきたことで、毎年のCOP交渉では途上国側の不信感につながっていた。近く開催されるCOP28を前にして、やっと「約束履行」となった。ただ、途上国全体で必要な気候対策費用は25年までで年1兆㌦、26年以降は2.4兆㌦とされる。地球全体の温暖化を止めるには途上国への対策資金の流れ、特に民間資金の流れをもっと大きく確保する対策が求められている。

 

 OECDが公表した「Climate Finance Provided and Mobilised by Deve……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン