主要な機関投資家で構成する国連主導の「ネットゼロ資産保有機関連合(NZAOA)」は、脱炭素実現の政策展開を各国政府に求める「政策エンゲージメントガイドライン」を公表した。国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)でも、各国の気候変動対策をめぐり、石炭等の化石燃料からの脱却で足並みがそろわない状況が露呈したが、NZAOAは各国政府の政策立案・実行がネットゼロの経路から外れないよう、機関投資家として積極的に政府に関与することを推奨する構えだ。ガイドラインの基本原則として、説明責任、移行への支援、自社の取り組みとの整合性、透明性の確保の4点をあげている。
NZAOAは、国連環境計画(UNEP)金融イニシアティブ(FI)がグローバルな機関投資家を主導し、2050年のネットゼロ達……
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