HOME4.市場・運用 |EU欧州委員会、米EU間の鉄鋼・アルミ製品の報復関税停止措置を25年3月までの延長を発表。その間に「グリーンスチール」と「グリーンアルミ」の貿易に関する協定締結目指す(RIEF) |
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   EUの欧州委員会は、米、EU両者の間での鉄鋼・アルミニウム両製品での報復関税の停止措置を25年3月まで継続し、その間にグリーンスチールと同アルミニウムに関する協定を結ぶことを明らかにした。両製品の報復関税措置は、トランプ前米政権時代に米国側がEUからの輸入鉄鋼・アルミ製品等に関税を課し、EU側が対抗措置をとったが、バイデン政権下で両者の関税措置は停止されている。今回の合意は、EUが2026年に予定する「カーボン国境調整メカニズム(CBAM)」導入の前年まで停止措置を続け、米国側のCBAM対象製品について「EUとの同等性」を確保する第一歩として「グリーンスチール」、「同アルミ」の別扱いを決めることになる。

 

 米EUの関税競争は、トランプ政権下の2018年に、同政権が輸入鉄鋼製品に25%、同アルミ製品に10%をそれ……

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