フランスはESG評価を資金運用に組み込む社会的責任投資(SRI)ファンドを、政府が認定するSRIラベルの評価基準を改定し、石炭や非在来型炭化水素を開発する企業や、新規の石油やガス開発事業を行う企業等を除外する。さらにパリ協定の目標を達成する移行計画の策定も求める。3月1日から施行する。新規定により、石油・ガス会社等はSRIファンドの投資対象外となる。同国のラベル付きSRIファンドは、個人向けの生命保険や退職貯蓄プランの対象となっており、運用資産総額は7730億ユーロ(約122兆円)。今回の改定は、EUが定めるサステナブルファイナンス開示規則(SFDR)にも影響を及ぼしそうだ。
フランスのSRIファンドラベルは、2016年10月に施行されて以来、これまで大きな改正は行われておらず、今……
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