HOME4.市場・運用 |財務省。5年物の「気候移行利付国債(CTB)」。約8000億円発行。「グリーニアム(グリーン性のプレミアム)」は0.015%。主な生保は投資見送り。自主的投資表明も「ゼロ」(RIEF) |
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 財務省は27日、グリーン・トランスフォーメーション(GX)政策の資金調達手段である「気候移行利付債(CTB)」の5年債を発行した。14日の10年債に続く23年度中の発行分。発行額は前回とほぼ同額の8000億円弱で、応募者利回りは0.339%。同じ償還期日の通常の5年債の同日の利回りを0.015%下回ったことで、市場では「10年債に引き続き、グリーニアム(グリーン性のプレミアム)がついた」と評価している。ただ、その水準は10年債の0.01%とほぼ同水準で、当初のCTB発行への市場の期待水準(最大0.5%)には届いていない。

 

 投資家の投資表明については、通常は発行体がまとめて公表するが、CTBについては財務省が実施しない方針のため、ESG投資を重視する投資家の自主的表明が主となっている。……

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