(写真は、根拠なき「グリーンクレーム(主張)」を排除する=Euractivより)
EUが脱炭素化社会へのグリーン移行促進のために、消費者向け製品・サービスの「グリーンウォッシング」を防ぐ法整備を進展させている。先月に「グリーンウォッシュ指令案」が欧州議会で可決し、今月中旬には、企業がグリーン性を主張する広告等を規制する「グリーンクレーム指令案」が議会委員会で可決された。いずれも、根拠なく「グリーンやクリーン」を消費者に訴えることを規制し、罰則も伴う。日本では政府自体が実現性の「根拠」があいまいな「グリーン・トランスフォーメーション(GX)」を提唱、電力会社等も石炭火力発電にアンモニアを混ぜるだけで「ネットゼロ」が実現するかのような広告を乱発している。彼我の政策当局と企業の「誠実さ」の差はあまりに……
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