HOME |カナダ政府、原発を資金使途先に加えた初の「グリーン国債」発行へ。40億カナダ㌦(約3300億円)。小型モジュール原子炉(SMR)等に。「原発は除外」から「積極支援」へ転換(RIEF) |
スクリーンショット 2024-03-04 011924

写真は、カナダ・オンタリオ州のピカリング原発の模様=Reutersより)

 

 カナダ政府は、資金使途先に原子力エネルギーを盛り込んだグリーン国債を発行すると発表した。発行額は40億カナダ㌦(約30億米㌦=約3300億円)。発行日は債券市場の動向をみながら決める。同国が計画する小型モジュール原子炉(SMR)の建設費等に充当するとみられる。資金使途に原子力を盛り込んだグリーン国債の発行は世界でも初めて。同国最大州のオンタリオ州も、原発の運転延長事業を資金使途に含めるグリーン州債の発行を決めている。カナダの「原発=グリーン」路線への転換は、脱炭素化が容易でない中で、使用済核燃料最終処分場の確保はできていなくても、とりあえず原発を活用しようという動きといえ、日本にも影響を与えそうだ。

&nbs……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン