HOME5. 政策関連 |財務省発行のGX支援の「10年物気候移行国債:CTB」の約4割は、すでに日銀保有に。購入金融機関が入札後、日銀の買い入れオペで「即売」した模様。「移行リスク」を懸念か(RIEF) |
BOJ002キャプチャ

 

 財務省が2月7日に発行した初の10年物のGX(グリーントランスフォーメーション)経済移行債(気候移行債:CTB)の4割超を、すでに日銀に売却されていることがわかった。日銀が4日公表した「保有国債の銘柄別」データによると、日銀の同日時点でのCTBの保有額は3366億円で、財務省の発行額の4割を超えている。日銀は国債買い入れオペ(公開市場操作)を通じて、CTBを入札で購入した金融機関から買い入れたとみられる。

 

 財務省は2月14日の初のCTB入札で10年物を7995億円を発行した。日銀のデータによると、2月29日時点の国債残高のうち、CTB債の保有額は3366億㌦となっている。日銀自身が財務省の入札には参加していないため、購入した金融機関が日銀のオペに応じて、同国債を売却したとみられる。h……

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