HOME4.市場・運用 |東京証券取引所のカーボンクレジット取引。2月は昨年10月開設以来で過去最高の取引高。総取引量は20万㌧に近づく。ただ、取引ゼロ日や「初値が終値」等の取引閑散日も続く(RIEF) |
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 東京証券取引所が開設している自主的なカーボンクレジット取引市場の2月の取引高は8万7000㌧と、昨年10月の市場開設以来、月別では最も多かった。今年に入ってからの1~2月の合計も10万㌧を上回り、昨年全体の取引高を超えた。制度開始以来の取引量は19万9000㌧強と、20万㌧に迫っている。ただ、「好調」だった2月でも、営業日のうちで、取引ゼロ、あるいはほんの少額だけの「ニア・ゼロ日」を合わせた「ゼロ取引日」は4日もあった。取引注文のある日でも初値がそのまま終値になる日が大半で、市場での取引はほとんど動いていない状態が続いている。

 

 同市場での2月のカーボンクレジットの取引量は、8万7237㌧で1月の2万562㌧の4倍強となった。昨年10月11日の市場開設以来、月別取引高としては最も多かったことになる。東証……

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