HOME4.市場・運用 |米証券取引委員会(SEC)。気候情報開示規則への訴訟多発で、無作為抽出で一つの裁判所が審理する連邦裁判所の「多巡回区訴訟制度(MCPs)」の適用要請。SECの「くじ運」は?(RIEF) |
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 米証券取引委員会(SEC)は今月上旬に公表した気候情報開示規則に対して、規制に反対する共和党主導の州当局やエネルギー関連企業、さらに規制が不十分とする環境団体等からの訴訟が相次いだことを受け、複数の訴訟を統括して一つの裁判所で審理する多巡回区訴訟制度(MCPs)の適用を求めて連邦裁判所の委員会に要請した。これまで、少なくとも6つの連邦控訴裁で9件の訴訟が提起されている。MCPsの適用を受けると、抽選で抽出された一つの裁判所が全体の訴訟を審理する。共和党主導の裁判所への提訴が多いが、「ロタリー(くじ引き)」方式とも呼ばれる制度によって、SECの「くじ運」が良ければ、民主党主導の裁判所が選ばれる可能性もある。

 

 SECが連邦裁判所に要請したのは、連邦裁判所の「巡回区請願法務委員会(Judi……

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