
中央銀行や金融当局で構成する「金融システムのグリーン化ネットワーク(NGFS)」は17日、金融機関および企業が、自社の脱炭素化の方針を明確に開示する移行計画についての提言を公表した。移行計画についての国際的な共通化の必要性を述べるとともに、企業の移行計画の情報を金融機関が自らの移行計画の気候リスクマネジメントに取り込んでトランジション(移行)ファイナンスにつなげる「移行計画の連携」の推進をあげた。そうした「連携」を効果的にするには、企業の移行計画データの利用可能性、比較可能性等を向上させる共通化政策が必要としている。
NGFSは2022年に最初の移行計画レポートを公表しており、今回はその第二弾(フェーズ2)。レポートではNGFSメンバーの各国金融当局のほか、個別金融機関も対象として、……
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