HOME |財務省、今年度のGX移行債の資金使途。火力発電へのアンモニア混焼事業は「見えず」。代わりに高速炉、高温ガス炉の両次世代原発事業。欧米投資家配慮で「火力より原発」に照準か(RIEF) |
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写真は、日本原子力研究開発機構が開発した高温ガス炉の研究実験炉(HTTR))

 

 財務省はGX(グリーントランスフォーメーション)資金を調達するGX経済移行債の今年度発行分の主な資金使途を示した。今月発足したGX推進機構への出資金1200億円のほか、次世代原発の一つとされる高速炉・高温ガス炉の両実証炉事業を盛り込んだ。焦点の火力発電「延命」とされるアンモニア混焼事業は、海外投資家の懸念が強いこともあり、2月の初回発行に続き、盛り込まなかった。代わりに、欧米投資家の反対が少ない原発支援を軸に「GX=原発支援」をアピールする形だ。アンモニア混焼支援は、GX推進機構を通じた民間投融資での支援に切り替えられる可能性も指摘されている。

 

 同省はGX……

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