日本銀行によると、財務省が今年2月に初めて発行したグリーン・トランスフォーメーション(GX経済移行債:GX国債)の5年物の日銀保有比率が、発行後の国債買いオペ時から約1200億円増加し、発行総額の約3割に達したことがわかった。先に発行した10年物のGX国債は発行額の約4割(42.1%)を日銀が買い上げており、5年債の日銀買い取り割合も3割に達したことで、生保等の機関投資家にとって、GX国債は保有し続ける魅力が乏しいことが早くも浮き出た形だ。
日銀は財務省がGX国債を発行することに合わせて、同国債を国債買い入れオペの対象にしている。今年2月に実施した同国債の10年物、5年物の発行分も、日銀は定例オペによって市場参加者から購入している。日銀の保有国債の銘柄別残高をみると、GX国債の10年……
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