HOME4.市場・運用 |ドイツ政府。今月発行の期間30年のグリーン国債で0.01%の「グリーニアム」発生と公表。先月発行の日本の「GX国債」では「逆グリーニアム」。日独ESG債への市場の信頼に差(RIEF) |
スクリーンショット 2024-12-15 143649

写真は、ドイツ財務省の建物)

 

 ドイツ政府は、先週4日に発行した期間30年(償還年2053年)のグリーン国債の利回りが、通常の国債の利回りよりも1bp(0.01%)低くなるグリーニアム(グリーン性のプレミアム)が生じたと公表した。グリーニアムはESG債の特徴で、ESG投資を重視する機関投資家等が優先的に買い入れるため、発行体にとっては低コストで債券を発行できることを指す。ところが、日本の財務省が今年から発行を始めたトランジション国債(GX移行経済国債)は3回目の発行となる先月の発行ではグリーニアムは生じず、逆に通常国債より利回りが高い「逆グリーニアム」が発生した。日独のESG国債への信頼の違いが明瞭に浮き出た形だ。

 

 ドイツ財務省の理財……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン