HOME |イタリア。旧イルバ(ADI)のタラント製鉄所のダイオキシン汚染問題で、欧州司法裁判所が同鉄鋼所閉鎖求める。イタリア政府の産業政策による操業延長を否定。国別産業政策の限界示す(RIEF) |
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 (写真は、イルバのタラント製鉄所の様子)

 EUの欧州司法裁判所(ECJ)は25日、イタリアの鉄鋼メーカーの旧イルバ(Ilva : 現「アッチェリエ・デ・イタリア(ADI)」)がイタリア南部で操業する鉄鋼プラントからの汚染物質排出をめぐる長年の訴訟に関連し、EUの「産業排出指令(IED)」が定める環境汚染と人間の健康を「汚染」しているならば、設立当初に汚染物質の排出を認められていたとしても、閉鎖すべき、とした。同プラントの環境汚染問題では、元オーナーが長期の懲役刑の判決を受ける事態となっているが、イタリア政府は産業政策の観点から事業継続を後押ししてきた。ECJはイタリア国内の産業政策で事業継続が認められたとしても……

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