
日本の財務省は今月も、今年度で2回目、通算4回目となるグリーントランスフォーメーション(GX)経済移行債(GX国債)を発行する予定だが、その日本政府の高官が国際会議の場で、オーストラリアを名指しし、「オーストラリアは、主要な排出困難産業に(脱炭素への)移行を真剣に考えさせるために、ESG国債発行に際しては、『移行債(トランジションボンド)』のラベルを付けるようにするべきだ」と指摘した。一国の政府高官が他国の脱炭素分野での資金調達に「注文」をつけるのは異例といえる。
発言は、6月25日にオランダ・アムステルダムで開いた国際資本市場協会(ICMA)の国際会議(10th Annual Conference of the Principles」に出席した当時、経済産業省官房審議官で、今月1日……
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