
(写真は、ドイツに初導入される中国・明陽智能の洋上風力発電設備の様子=同社のサイトから)
一基で18.5MWを発電する中国製の巨大洋上風力発電用タービンが、ドイツ市場に初めて導入される。風力発電事業ではドイツのシーメンスや、デンマークのヴェスタ等の「老舗」企業を抱える欧州だが、中国製の巨大タービンは性能と価格面での優位さで、これまでもフランス等のEU加盟国に採用されているが、ドイツ市場は独製品の牙城となっていた。今回、民間の再エネ事業者が、発電能力と価格を評価して中国製を選択、ドイツの「カベ」が破られた格好だ。2028年に稼働予定。EUと中国の間では、中国製の電気自動車(EV)にEUが追加関税を決めるなど、脱炭素関連商品での貿易摩擦が表面化している。EU内の風力発電業界は、中国製風力機に対して国家補……
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