HOME |今年上半期のグローバル市場でのESG債発行額、辛うじて5000億㌦(80兆円)乗せ。「債券より株」の投資基調と、米国の「反ESGキャンペーン」も影響か。移行債はGX国債で増加(RIEF) |
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上図は、ここ数年の上半期でのESG債発行額の推移=Environmental Financeより)

 

  今年上半期(1~6月)のグローバル市場でのグリーンボンド等のESG債の発行額が5001億㌦(約80兆円)と、ぎりぎりで4年連続で5000億㌦台に乗せた。だが発行額としては、過去4年間でもっとも低かった。中心となるグリーンボンドをはじめソーシャルボンド、サステナビリティボンド、サステナビリティ・リンク・ボンド(SLB)の4種類すべてが前年同期比よりも減少した。唯一、トランジションボンドは、日本政府のグリーン・トランスフォーメーション(GX)経済移行債(GX国債)を発行したことから急増した形だが、発行額はほとんど日本だけといういびつな状況だった。

 

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