HOME |「脱石炭」が求められる中で、2023年の世界の石炭需要は前年比2.6%増で過去最高。中国、インドの需要増が牽引。今年も微増の見通し。国際エネルギー機関(IEA)推計(RIEF) |
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写真は、石炭運搬船への積み込み風景=IEA報告書から)

 

  (写真は、国際エネルギー機関(IEA)は24日、世界のエネルギー供給に占める再生可能エネルギーの拡大にもかかわらず、2023年の石炭需要は前年比2.6%増の87億㌧に達し過去最高になったと発表した。石炭への需要は2025年に微減に転じるまで、ほぼ横ばいで推移する見通しとしている。23年の需要増は最大の消費国の中国が6%増の2億7600万㌧増え、インドが9.2%増の1億500万㌧増と旺盛な需要が続いたことが大きい。欧米では、EUと米国がともに前年比2割前後の減少と大きく落ち込んだが、中国、インドが牽引するアジアの需要増がそれを上回った。24年も同様の傾向が続き、25年まで石炭需要は高水準で推移するとみている。

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