国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)は、昨年公開したサステナビリティ・気候関連の情報開示基準に続く開示テーマの「生物多様性、生態系、生態系サービス(BEES)」と「人的資本」の検討資料として、両テーマに関するセクター別の評価指標の現況を分析したペーパーを示した。IFRS財団のサステナビリティ基準審議会(SASB)が示す77セクターの評価指標と照合した。BEESでもっとも多い共通指標は「水管理」の22セクター、人的資本では「労働安全衛生」の27セクターだった。各セクターともそれ以外の指標も多用しており、両テーマの基準化に際して、共通基準とセクター別基準の両建てとなる可能性を示すものといえる。
ISSBは今月、フランクフルトで開く理事会で、このテーマを議論する。同機関はサステナビ……
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