
G20の中央銀行と金融監督機関が、金融政策や金融機関監督業務に、環境配慮をどの程度組み込んでいるかを評価する「グリーン・セントラル・バンキング・スコアカード」の2024年版が公表された。英非営利団体が4つのカテゴリーで経年的にスコア評価している。評価が最も高かったのは、前回(2022年)同様、フランス中央銀行だった。日本も前回同様の8位の水準。日銀が続けている気候変動対応融資業務などは評価されたものの、同融資での「グリーン」の定義は民間金融機関に委ねており、制度の有効性に不確実性があると指摘している。日本のスコアは130点満点で42点と低いが、同15点でランク17位に評価された米連邦準備理事会(FRB)よりは上位だった。
スコア評価は、非営利機関の「Positive Money」が実……
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