HOME |ASEAN金融当局の「移行ファイナンス」取り組み。目標設定やデータ公開、移行計画立案等を企業に推奨。「移行タクソノミー」の展開も。アジア開発銀行研究所(ADBI)が報告書(RIEF) |
スクリーンショット 2024-10-20 235633

 

   アジア開発銀行研究所(ADBI)は、東南アジア(ASEAN)諸国を軸にしたアジアの金融当局の移行ファイナンスへの取り組み状況を評価する報告書を公表した。ADBIでは同ファイナンスを再エネ支援等のグリーンファイナンスと区分し、高炭素排出型産業・企業の排出削減支援のファイナンスと位置付けている。金融当局を対象としたアンケートでは、約6割の当局が同ファイナンス拡大に必要な企業の目標設定やデータ公表等を推奨しているほか、「信頼性の高い移行計画策定の推進が不可欠」との見方が広く共有されているとしている。また、大半の国では移行ファイナンスのタクソノミー(事業分類)が導入されており、移行ファイナンス拡大に向けた政策インフラは整備されつつあるとしている。

 

 報告書は、ADBI客員研究委員兼サステナ……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン