
(写真は、ロシアの森林火災の状況=WWF Japanから引用)
ロシアとウクライナとの戦争状態の着地点が見えない中、気候変動対応として、ロシア企業が開発したカーボンクレジットの初の国際取引が行われた。ロシアのアルミニウム大手企業が、シベリア中央部の森林地帯で実施した森林火災を防ぐプロジェクトから創出したクレジットを、中東の投資ファンドに売却した。売却したクレジットの規模は135万㌧とされる。戦争状態下でも、気候対策に正面から取り組んでいるとするロシアのアピール策ともいえるが、クレジットの売買は西側の経済制裁の対象外でもあるようだ。
森林火災抑制のクレジットを創出したのは、アルミ製造大手のルサール(RUSAL)。同社は2024年5月に、……
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