企業がScope3排出量削減のため、サプライチェーン等での排出削減に貢献する「排出回避行動(Avoided emissions)」の標準化作業に取り組む欧州の資産運用機関グループは、同行動による排出削減を「気候配当(Cliamte Dividends)」と命名し、標準化草案を公表した。同行動は「Scope4」とも呼ばれ、企業が取引先のエネルギー効率化や電化にコミット・貢献する行動を評価し、自らの排出削減にも加味するもの。サプライチェーン全体の脱炭素化促進につながると期待される。半面、回避行動効果の配分や、二重計上などの未解決な課題がある。今回の標準化案はそうした点の国際ルール化を目指す。
「回避排出量」の貢献評価の標準化作業は、仏ミローバ(Mirova)やオランダのロベコ(Robec……
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