(写真は、タイの財務省=ウィキペディアから引用)
タイ政府は、パリ協定の「1.5℃」目標達成のために公約している同国の「国が決める削減貢献(NDC)」を重要業績指標(KPI)として削減目標を設定する初の「サステナビリティ・リンク国債(SLB)」を発行した。発行額は300億タイバーツ(約1320億円)。同国のNDCは2030年までに温室効果ガス(GHG)排出量を通常に比べ30%削減とすることを盛り込んでいる。サステナビリティパフォーマンス目標(SPT)には、NDC目標に加え、電気自動車(EV)等のゼロエミッション車の普及率を30%に引き上げるKPIも加えている。目標未達の場合に金利を引き上げる「ステップアップ条項」を導入する。SLB国債の発行はアジアで初めて、世界でも5例目という。
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