東京都は29日、再生可能エネルギー電力で製造した水素エネルギーを普及させるための取引市場を開設するため、「グリーン水素トライアル取引事業」への参加企業募集を開始した。同事業は小池百合子都知事が2期目の目玉事業として推進している。都は臨海部の都有地にグリーン水素製造所を建設して年度内に先行稼働させる一方で、民間主導での水素取引を推進するとして、東京証券取引所で国内初の水素取引市場を立ち上げる。水素取引は入札で販売価格と購入価格を決め、購入価格が安くて差額が出る場合は、都が差額分を支援する。12月中に最初の取引を始める予定。
都は再エネ電力からの水素製造を自ら手掛けるため、臨海部の都有地に水素製造所1基を今年度中に建設・稼働させる計画を進めている。25年度以降にも2基を追加して水素製造力……
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